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2023/10/24劣化した外壁を塗装しても大丈夫?正しい下地処理方法やよくあるトラブルを徹底解説

劣化した外壁を塗装しても大丈夫?正しい下地処理方法やよくあるトラブルを徹底解説

 

築10年で検討し始めた外壁塗装。どんな色にしようか調べてみるものの、外壁の下地と塗料には相性の良し悪しがあることを知って、塗料選びに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

そもそも下地が何かよくわからなかったり、外壁にひび割れなどの劣化症状があれば、そのまま塗装して良いのかも不安になりますよね。

今回は、外壁塗装の下地の重要性や、相性の良い塗料・外壁塗装前の下地処理方法について紹介します。下地処理でよくあるトラブルについても解説するので、外壁塗装を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

 

☑️おさえておくべきこと

・下地となる外壁材によって使用する塗料が変わる

・下地処理がしっかりと行われないと、塗膜の剥がれや膨れのリスクがある

・下地処理は優良業者の施工が必須

・優良業者を選ぶには、相見積もりを取るのが良い

 

外壁塗装の下地とは塗料を塗る壁面のこと

外壁塗装の下地とは塗装する壁面のことで、外壁材そのものだけでなく既存塗膜や、外壁に付着した汚れも含めた部分を指します。下地が汚れている場合は塗装前に洗浄し、ひび割れなど劣化している場合は補修が必要になります。

 

外壁材の代表的な種類は下記6つです。定期的に外壁塗装すれば、耐用年数まで寿命を保てます。

外壁材

耐用年数

特徴

サイディング

40年

セメントや樹脂を利用した板状の外壁材。安価で人気がある

モルタル

30年

セメント・水・砂などを混ぜた外壁材。ひび割れしやすいデメリットがある

金属

15年

トタンやアルミニウムの外壁材。断熱性が高く軽量で耐震性がある

木材

20年

木材を利用した外壁材。カビやコケが生えやすく劣化しやすいが、デザイン性が高い

ALCボード

60年

軽量気泡コンクリートの外壁材。重量がコンクリートの1/4で、断熱性や防火性に優れている

タイル

40年

土や石を高温で焼き上げた外壁材。経年劣化が殆どなく、傷にも強い

下地となる外壁材によって使用する塗料が変わる

外壁塗装では、下地となる外壁材によって使用する塗料が変わります。相性が良くない塗料を使用すると外壁材との密着が弱く、ひび割れや剥がれなどの劣化が早まる恐れがあるためです。

下記が下地となる外壁材と相性の良い塗料です。

 

外壁材

おすすめ塗料

おすすめな理由

サイディング

ラジカル塗料

日当たりが悪いとカビが発生しやすいサイディングに防汚・防カビ効果を発揮する

モルタル

弾性塗料

モルタルがひび割れても追従し、ひび割れの表面化を防ぐ

金属

フッ素樹脂系塗料

外気や天候によって劣化が進みやすい金属は耐候性が高い塗料が賢明

木材

木材保護塗料

木材に吸い込ませて着色するため剥がれにくい

ALCボード

無機塗料

耐用年数が長く、汚れにくいため、メンテナンス期間を伸ばせる

タイル

タイル用塗料

一般的な塗料よりタイルに密着するため剥がれにくい

 

 

サイディングとALCボードは、シリコン塗料もおすすめです。費用や耐用年数が違うので、迷ったら専門業者に相談しましょう。

 

塗装前の下地処理が塗装の仕上がりに影響する

外壁塗装は、下地処理が適正に行われるかどうかで仕上がりが変わります。下地処理がしっかり行われていないと塗料がすぐに剥がれてしまったり、塗料の性能が十分に発揮されず、塗膜の膨れや剥離などの劣化が早まる恐れがあります。

適正な下地処理とは外壁の劣化を補修し、下地と塗料を密着させるための作業のことです。高圧洗浄で汚れを落とし、ひび割れなどの補修をして塗装面を平滑にします。

外壁塗装後すぐにひび割れが再発したり、塗膜の膨れが発生したら、下地処理が適正にされていない恐れがあるので、塗装を行った業者に相談しましょう。

 

 ✏️外装リフォームプロ集団より引用しています。

外装リフォームプロ集団は外壁・屋根の問題を解決するための専門家集団。

外壁塗装専門の業者だけでなく住宅全般、リフォームや研究者など多彩なメンバーで構成されており、外壁や屋根に起きる問題を解決するために活動しています。受講者募集中!

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