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屋根、外壁リフォーム専門店新潟市の塗装店 ホクト-CTF株式会社

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2024/08/17フッ素塗料の特徴とは?メリット・デメリット┃新潟市

塗料の中でも耐久性が高くメンテナンスコストがおさえられる「フッ素塗料」。

 

主にビルやタワーなどの大型建造物で使用されることが多いですが、近年では一般住宅での採用率が増えているのをご存知でしょうか?

しかし、フッ素塗料の費用は高額です。定番の塗料であるシリコン塗料の費用相場が2,500~3,200円/㎡に対して、フッ素塗料は3,500~5,500円/㎡ほど。そのため、本当にフッ素塗料でよいのか悩む方も多いかと思います。

 

フッ素塗料とは? 高耐久でコスパのよい塗料

フッ素塗料とは、フッ素が含まれる合成樹脂を主成分とした外壁塗料です。

【フッ素塗料の性能】

  • ・耐久性
  • ・防水性
  • ・耐候性
  • ・耐熱性
  • ・親水性
  • ・防カビ・防藻性

フッ素塗料は塗装する面との密着性が高いため、長期間にわたって塗膜性能を保つ特徴があります。そのため塗膜の強度が落ちにくく、耐久性が高いことがフッ素塗料の大きな魅力です。

また、耐候性・耐熱性に優れていることから紫外線に強く、太陽光を浴び続けても色あせや劣化しにくいことも特徴。防水性も高いため、外壁材を雨水から守ってくれるところもポイントです。

さらにフッ素塗料は、親水性が高いという性質を持っています。親水性とは、水に溶けやすく、また混ざりやすい性質のことです。親水性が高いことで、外壁表面の汚れを雨と一緒に洗い流してくれる効果があります。

防カビ・防藻性にも優れており、カビや藻が生えにくいのも大きな特徴。日の当たりにくい北面や西面の外壁にも最適な塗料です。

このように、フッ素塗料は耐久性や防水性などが高いことにより長期間にわたって外壁を守ってくれます。そのため、メンテナンスコストがおさえられ、コストパフォーマンスのよい塗料として人気があります。

 

 

フッ素塗料✨メリット

フッ素塗料には、以下のメリットがあります。

  • ◆耐用年数が長い
  • ◆紫外線や雨風に強く長持ちする
  • ◆カビや藻が付着しづらい
  • ◆汚れが付着しづらい
  • ◆メンテナンスコストが削減できる

1.耐用年数が長い

フッ素塗料は、耐用年数15~20年と長いことが特徴です。他の塗料と比べると、その差は一目瞭然です。

外壁塗料の種類   耐用年数
 アクリル   4~7年
 ウレタン   8~10年
 シリコン  10~15年
 ラジカル  12~17年
 フッ素  15~20年
 無機  20~25年

 

数ある塗料の中でもフッ素塗料は非常に耐久性が高く、定番のシリコン塗料と比べると約1.5倍の耐久性を誇ります。

 

2.紫外線や雨風に強く長持ちする

フッ素塗料は耐候性が高いため、紫外線や雨風に強く長持ちします。

外壁が紫外線や雨風にさらされていると、経年劣化によって色あせしやすくなります。しかし、フッ素塗料なら紫外線や雨風に強いため劣化しにくく、長期間美しい外観を保つことが可能です。

3.カビや藻が付着しづらい

フッ素塗料は防カビ・防藻性に優れているため、カビや藻が付着しづらいというメリットがあります。

外壁の中でも湿度が高い場所や太陽光が当たりづらい場所はカビや藻が発生しやすく、家の外観が非常に古く見えてしまいます。

フッ素塗料ならカビや藻が付着しづらいため、今までカビや藻に悩まされていた方でも安心できるでしょう。

 

4.汚れが付着しづらい

フッ素塗料は親水性が高いため、汚れが付着しづらい塗料です。

親水性が高いことで雨水が塗膜と汚れの間に入り込み、汚れを一緒に流してくれます。汚れが付着しづらいことで、長期間にわたり美しい外観を保つことが可能です。

近年では技術が進歩し、フッ素塗料の性能を「超低汚染性」などと呼ぶこともあります。

 

フッ素塗料は耐久性の高さからメンテナンスの回数が少なく済み、その分メンテナンスコストが削減できるというメリットがあります。

たとえば、30坪住宅にシリコン塗料とフッ素塗料それぞれで塗装したとします。40年間にかかるメンテナンス回数とメンテナンスコストは以下のとおりです。

塗料の種類 40年間のメンテナンス回数 40年間のメンテナンスコスト
シリコン 3回 約250万円
フッ素 2回 約230万円

 

上記のようにフッ素塗料はメンテナンス回数が少なく済むため、トータルメンテナンスコストがおさえられます。

 

フッ素塗料💦デメリット

フッ素塗料には、以下のデメリットがあります。

  • ▼価格が高いため初期費用がかかる
  • ▼塗膜が固くひび割れする恐れがある
  • ▼塗料が付着しにくく再塗装が難しい
  •  

1.価格が高いため初期費用がかかる

フッ素塗料の大きなデメリットは、初期費用が高いことです。

フッ素塗料の価格は3,500~5,500円/㎡が相場となっており、30坪住宅の場合は約90万~110万円ほどかかります。

シリコン塗料だと約75万~100万円ほどとなるため、フッ素塗料はほかの塗料に比べると初期費用が高くなると覚えておきましょう。

 

2.塗膜が固くひび割れする恐れがある

フッ素塗料は、ほかの塗料に比べると塗膜が固いため弾力性がなく、外壁がひび割れすると塗膜も一緒にひび割れする恐れがあります。

特にひび割れしやすいモルタル外壁の上に塗装するとひび割れする可能性が高くなってしまうため、注意が必要です。

 

4.塗料が付着しにくく再塗装が難しい

フッ素塗料は、塗料が付着しにくく再塗装が難しいというデメリットがあります。

フッ素塗料は塗膜が固く親水性が高いという性質から、再塗装する際に塗料が外壁に密着しづらくなってしまいます。

塗膜が固く親水性が高い性質を持つフッ素塗料ですが、その分、再塗装で新たに塗った塗料も弾いてしまうため、再塗装する際はフッ素塗料での塗装実績が多い業者に依頼するようにしましょう。

 

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